熊本市立熊本博物館

閉じる

マスコットキャラクター「しゃちべえ」

ひごの見張り番 しゃちべえ

 

熊本博物館の新たなキャラクター『しゃちべえ』は、 熊本城天守の鯱瓦をモデルに誕生しました。博物館のマスコットキャラクターとして、これから博物館の魅力や情報をみなさんにたっぷりお届けしていきます!

しゃちべえ.png

「しゃちべえ」のモデルとなった鯱瓦について

熊本博物館の常設展示室1階では、熊本城顕彰会より寄託されている鯱瓦を展示しています。鯱瓦とは、建物を雷や火事などの災害から守るためのおまじないとして設置されたもので、現在でも日本家屋の屋根などに見られます。 博物館にある鯱瓦の尾びれ部分裏側には、宝暦13年(1763)9月の刻銘とともに、「小山瓦師 勘次郎」という製作者を示す銘文が刻まれています。この「小山」は現在の熊本市東区小山一帯にあたり、同地で製作された瓦は益城町の土山瓦とともに、江戸時代を通して熊本城などの瓦に使われました。ちなみに、側面に開けられている穴(左右合計4か所)は、鯱の胸びれなどを取り付けるためのものです。平成28年熊本地震後、新たに熊本城天守に復元された鯱瓦もこの宝暦13年銘鯱瓦をモデルとして製作されています。

宝暦13年銘鯱瓦 (熊本城顕彰会)
宝暦13年銘鯱瓦 (熊本城顕彰会)

 

ページ先頭へ